これ、アンジェリーナジョリーが監督した映画だって見た後初めて気づきました。
この著者さんはほぼ私と同学年。
いや、涙なしでは見れない・・・。涙ちょうだいだよな・・・というのはわかってても、美しい逆光の使い方とか、その美しさゆえの悲しさとか、よくわかってらっしゃる。
そして彼女はこういう映画を作るようになったから、 ハリウッドなままで新しく共演する女優といちゃつく60に向かうブラッド・ピットやってらんなくなったんだろうなあ・・・とちょっと想像つくわ。

ハリウッドなかれには、えーここまでやんのかよ・・・なえちゃうぜ、ってかんじではなかろうか。

しかし、この子役のオーディションにはなんだったか話題になってたな。ちょっと子供にそんな演技させるか?っていうような(飢えて、死にそうな気持ちで泣け、だっけ?金だっけ?親が殺されて、だっけか)内容でオーディションをしたって。

Netflix で見た後、ここで著者さんへの直接インタビューが載ってまして見ました。
https://www.c-span.org/video/?155183-1/first-killed-father
・・・辛そう・・・。
実は私も昔勤務していた兄弟経営の会社の人たちがこの話とほぼくりそつなカンボジア人の人たちで、大きい姉さんが餓死してしまうはなしとかもほんとにそうだったの。
でも、彼らのお母さんはすごかった。
彼らのお父さんはやっぱり最初に殺されてしまうんだけど、お母さんはジャングルの中を子供全員連れて逃げたらしい。
そんで彼らはタイの国境を超えて、タイに逃げたのでなんとか生き延びたけど。彼らもやっぱり中国系のカンボジア人で、お父さんがパイロットでお母さんはフランスに留学していたようなお家だったらしい。

私にそのことを教えてくれたのは、私と同じ年の女性で、その話をしてくれた時、一緒にコンファレンスに行く飛行機の中だったんだけど、もうあまりの衝撃にすごくすごくいろんなことを覚えている。
そして彼女がアメリカに来てからも、蒸し暑い環境にいると、フラッシュバックが起きて気分が悪くなるってことも・・・・。

この著者さんや、私の昔の雇用主チームの人たちだけでなく、こんなことが私たちの生きている時代にあったってこと、いろんなことを昔の話や他人事として受け止める平和ボケの俺らの怖さを感じる。

いつか誰かが、通常では考えられないようなルールをドカンを武装強制するこで、世の中が一瞬のうちに変わる可能性があるってこと、忘れちゃいけないと思う。

見ると、いいと思う。
本当の話をベースにしているので、泣けるよ。

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