一夜明け

2016年11月11日 日常
これは国内911だと思うわ。
でも、それを選んだ人の怒りや失望もわかる。
私はかろうじてオフィス水色カラーみたいな仕事で食いつないでいるが、それができない人は本当に今、アメリカで生きていけているのかわからない。

ミニマム賃金もらっても、軽く3分の1位税金で取られるし、戦争の軍事資金に取られて、ありえない・・・と自分のチョイスで住んでいる外人が言うことじゃないけど。

私はやっぱりNYでしか生きていけないのかも。
そうなると今後どうやって生きていけるんだろう。

死ぬまで働くか、働けるのか

そんな切羽詰まったこと、考えなくちゃ生きてけないけど、でも私は一人だから、どこに行っても同じテーマで考えなきゃなんないのよね。実際。

ここは、やぱっり私のうち。
今は、そうだ。

昨日も仕事の後に向かったのはアラノンミーティング。
自分では感じないようにしてたつもりだったけど、椅子に座って落ち着いた途端涙が溢れてきた。

私の好きなNYが、どんどん変わっていく。私が住んでいていいと思えた唯一の街がなくなっていく。

ビリオナーが集まって、ミリオナーを立退きさせているような場所で、何も持たないわたしたちが、必死に高いレントを払ってしがみついている。

悲しいなあ。

でもここ以外にどこに行けっていうの?
ここ以外に、わたしがプログラムと共に生きていけるところなんてあるのか・・・・。

it’s just one day at a time.
明日はお休みだから、ゆっくりしよう。

辛い一週間だった。

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これを書いた後、https://www.youtube.com/watch?v=Bcck7hr9Su8
を見た。

涙が出て止まらなかった。

実は昨日のミーティングでも、座って1分の黙祷をしている時にも涙が出て止まらなかった。

自分の反応を見てて思うのは、わたしはもしかしたらもう、アメリカ人なのかなあ、と思った。
あのおかしな方のではなく、ヒラリー派だったり、女性大統領をねがったり、男女の性差が少なくなる、女性が女性であるために、我慢をしたりしなくてはならないような生き方をしないですむように願ったりする、あの人たちに、日本人より近いのかな、と思った。

少なくとも、ニューヨーカーに。

アメリカ人と言われると、抵抗があるけど、ニューヨーカー(クイーンズだけど)と言われるのには誇りがある、そんな人になっているのかな。

今の会社にいても、在米日本人の人ばかりだけど、なんだかきょとんとされてしまった。
自分でも自分が選挙権ないのに、こんなに悲しがってておかしいのかな?と思った。日本の選挙に行ったことがない。日本人だけど。

今回の選挙は行きたかった。

なんか、不思議だな。

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