BIG LOVEと検索したらAVがいっぱいでてきたよ・・・・。

これはね、モルモン教の一夫多妻制を実行しているビル・ヘンドリックスを夫、バーバラ、ニッキ、マージンの3人の妻とその子供たちの話。

ビルは、一夫多妻制を代々続けているコンパウンドで生まれ育ったんだけど、14歳のとき実の父親から路上に放り出され、路上生活を営んでいた。
この辺はどういう生活をしていたのかは不明だけど、何とか生き延び、大学まで出て、お嬢様のバーバラと結婚をする。
バーバラが3番目の子供を生んだあとに子宮がんになり、子宮を取り除く手術をするあたりに、ビルはコンパウンド(自分の生まれ故郷)の教祖の娘のニッキを二番目の妻として迎える。

その後まだ10代だったアル中のシングルマザーを持つマージーンを三番目として迎え、それから数年が立っている。ビルは、ホームプラスという大型ハードウェアの店を経営していて、3軒目の店を構えるところから物語が始まる・・・・というはなし。

子供もね、たくさんいて、覚えているだけで、バーブが3人、ニッキが2人、マージーンも2人の赤ちゃんがいる。

今思うと最初は結構コメディっぽい要素もあったのに、最後のほうは笑えない感じになってくるんだよね・・・・・。

ちなみにエグゼクティブプロデューサーはトム・ハンクス。継母だか実の母だかが一時期モルモン教になっちゃったことがあって、生育中にトム・ハンクスも一時期モルモン教に入らされてたらしい。

この放送が始まった辺りに、ローマン(ニッキの父親)の元になった本物の人物が警察に捕まって、未成年者の人身売買のような多婦制の実態が暴露されたりっていうのがニュースでやってたなあ。

その報道が元でできたんじゃないかとも思うんだけどあまりにもタイムリーなはなしで、(だってドラマのほうが先だよね、製作が・・・) と思ったんだけど、この脚本を書いているゲイの男の子がモルモン教で生まれ育って、(かれはショーン・ペンの 「MILK」の脚本家でもあります)その子がいろいろインプットしていたんじゃないかと思う。

当時のニュースで出ていたのは、まるで若い女の子は、顔や手足、体などを写真にとってカタログにまとめられて、それが教祖やその周辺の重要人物周りに出回っていたんだって。それを見て若い女の子を「注文」して結婚してたという・・・・。

若い男の子たちは、年寄りの教祖や重役のライバルになるので、誰にも行き先を告げず、ある日コンパウンドの男たちが連れ去って、何の持ち物もなくコンパウンドから遠く離れた地域に捨てられていたらしい。

コンパウンドから出たこともない子供(15歳前後)の子供たちはストリートで生きなくてはいけなくて、売春や薬にかかわったり、もちろん当然ホームレス状態・・・。

でも口を開くことが恐ろしくて沈黙を守っていたという。

かわいそうにね。

被害にあったことを沈黙していてはいけないんだよ。
どんなことでも、そう思う。





そのあとアメリカでは、ドキュメンタリー番組「Sister wives」つうのをやっています。

これは本物の一夫多妻制モルモン教徒の人たちのドキュメンタリーテレビ番組。

これもなんていうか・・・・・・。
ちょっとみたけどこういうのって貧困(限られた収入をみんなで奪い合う、みたいな)モノを思い起こさせて、自分の実家のことを思い出しちゃう。

私はさっさと自分で金を稼ぐ方向に行ったけどさ。

だから余計に今の働きながら持ち出しライフって本当にやなんだよなあ。

コメント

モカ
2014年2月25日7:32

なるほどー!これ、アメリカらしいドラマだねえ。何となくコメディー&恋愛ものかと思ってたけど、わりとシリアスな雰囲気もあるのね。でも見てみたい〜。レンタルビデオ店で探してみるよ、ありがとう。

kaichu
2014年2月26日7:46

見てみて~

背景を知らないとちょっとわかりずらい部分もあるけど、アメリカってそういう(一夫多妻制を宗教で正当化する)場所があるんだ~~~!!!!ってびっくりしたよ、このはなしは。

実際、モルモン教で日本に布教してたのは、昔の何とかケント・・・・ケント・ギルバートだ!ケント・デリカットもそうだわ。