クラスに行ったらいきなり先生がフラメンコの格好をして靴を履いてフラメンコの練習をしてた。おお・・・と思ってしばらく見てたら先生も調子に乗っていろいろ見せてくれるのはいいんだけど、もうすでに最初の30分は過ぎている。過ぎているが、私しかいない。

そのうちヘマが走りこんできて、バリも来てみんなでなつかしめのものをやったりしてた。私はなんだかいつものようにクラスをしているのと、踊っているのがうれしくて、なんだかたのしかった。でも先生やバリやヘマは時々涙ぐんでた。先生が微妙に違うことを言ったりするので、面白くてわらってたりみんなでちょっとふざけたりしてたら、
バリが突然、
「こんな楽しいのに何でハワイに行くの?」
といいだした。

バリはむかついて口を聞かなかったこともあったけど、(かなり長いこと)やっぱりかわいいところもすごくあって、かわいい。
黙ってそばに行っておでこにキスをしてあげて、ニコニコしてたけど、泣き顔になってしまった。先生は先生で、ターンのあるピースをやってたら、涙目になってた。私はターンが苦手で、まともに出来るようになったのがホントここ一年くらいなので、先生も苦労してたんだけど、きっとやっと出来るようになったのに何でやめるの?って思ってんだろうなあ。とおもった。

最後にあいさつをしたら
”I really don’t want you to go”と泣き顔で言われて辛かった。
私もなんていっていいのかわからなくて、ごめんなさい。もどってくるから。
と小さい声でしか言えなかった。

アンソニーと別れて独立するために偶然にはじめたこのクラス。それがこんなにも私の生活の大切な一部になっていくなんてあの時いったい誰が想像しただろう。

みんなと別れるのは辛い。
ハワイに本当に行きたいかどうかもわからないけど、流れがそうなっているとしか思えない今、きっとそこでもまたこの人たちとつながっていくんだという確信が私にはある。
だからなぜか今日はそんなに悲しい気持ちにならないですんだ。

クラスの後にみんなでセルフサービスで食べるところのあるアーミッシュ系のスーパー(?)で軽食を食べて、先生が買ってくれたケーキをみんなで分けてたべて、二人は先に帰ったけど、私は先生のうちで昔の写真を見せてもらったりいろんな話を聞いたりした。

Nritygramのダンサー先生の二人が今夜ソールドアウトのショウをするチケットを分けてもらえたので、それを開演前にとりに行かなくちゃ行けなくて、名残惜しいけどさよならをした。

goodbyeを言うのはいやだけど、と先生が言うので、
goodbleなんていわないですよ、See you later ね、といって何度もハグをして別れた。
帰り際に先生がヒンディーで何か言ったので、なんていったの?と聞いたら、
God may be with you always っていう意味よ、とおしえてくれた。

私達はきっと何回もいろんな人生であっているのに違いない。

私は本当に幸運の星の下に生まれてきた人だ。


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