まだいってないのかという声もありますが(ないけど)
明日が出発日。なんだか今回はやけにうちの犬ロンちゃんのことが心配になったり、やっぱりメキシコなんか行かずに日本に行ってロンちゃんと数週間をすごすべきなんじゃないかと土壇場になっておもったりしたけど、でもやっぱりいいんだこれで。

行ってもいかなくてもお金は戻ってこないし。だったら行って、よっぽどなら戻ってきてから考えればいいやと。

物事は前向きに考えなくては。


昨日は久しぶりに土曜日のタイチだよ~んとおもって出かけたらやってなかった。

しばらく呆然としたり公園を歩き回ったりしたのだけど、おなかも減ってないので食の町チャイナタウンにいても座る場所さえない。(土日なので込んでる)珍しく普通のカフェを見つけたのでそこでぼろぼろになったように見えるチーズケーキを頼んでみるも、見た目が悪かっただけでおいしかった。

仕方ない、ウェストビレッジのミーティングにでも行くか、とおもってたら、モロッコの12歳ファデリがFBでチャットしてきた。
スカイプできるというので少し話そうとしたんだけど、
「ファデリ聞こえる?」とスペイン語で言ったら、開口一番

「please come」
と真剣な声で言われた。

ファデリは、いつでも「いつくるの?今度いつくるの?」と聞いてくる。

今回はファデリのお誕生日がもうすぐだから、なんだとおもう。

正直ハビバのこともあるし、同時に彼らのところに行くと基本テレビ見てご飯食べて子供と遊んで・・・・という繰り返しで、住宅街に歩いて回る距離にはたいした物はなく、車を頼んでどこかにつれてってもらうように頼むことは一度あったけど、はっきりいってほとんど自由がない。
はっきりいってつまんないのだ。

だからと言って、ホテルに泊まってしまうと言うことは失礼なことになってしまうし、大体ホテルは街中にあるから、そうしたら彼らのうちにくることは難しいとおもう。公共の乗り物はないので。

ファデリのお母さんは政治家でほとんどうちにいないし、お父さんは実業家でたぶんほとんどうちにいない。あまりやさしくないお兄ちゃん達に囲まれて、一番下のファデリは寂しいんだとおもう。

かわいそうだとおもう。でもな、あの家族といると、昔の自分達の家族を思い出してなんだか悲しくなる。囚われていたあのころ。子供だからどこにも行けなかったあのころ。逃げ出せなかったあのころ。

思い出すだけでも胸が苦しくなる。

ファデリには、もうしばらくいけないよ、って言ってあげたほうがいいんだろうか。
わからない。
わからないから黙ってる。

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