はるだからか

2011年5月16日 日常
盛っているな。

皆さんお元気ですか?

ジャマイカ案内人だったジーニーがミネソタに帰ってしまう、お別れパーテーだった。ジーニーはこないだ首になった上司が会社に連れてきた人で、今は会社のおかげで法人化してミネソタに帰る。

そしてその上司もきていたので、話をした。
この人も個人的には悪い人ではないんだけど。
まあきっともう会うことはあまりないと思う。

ジーニーのお友達はみんな素敵な人だった。
ハロウィンで竹馬(?)に乗ってた人は、こないだまでアフガニスタンに行ってたという。詳しい話を聞くと、アフガニスタンの10代の子供に、社会問題を演劇化したはなしをアフガニスタン各地で公演しているといった。

命がけだね、あなたも子供達も。と言ったところで話が広がった。
劇に参加している17歳の子が親の決めたうんと年上のおじさんと結婚させられると決まったはなしとか。自分が何も出来なくて、ただ見ているしかないと言うのはつらいよね、と返事をした。


翌日、家の中でそのはなしをぼうっと考えていたら、私がモロッコに行きがたかった理由を思い出した。
まだハビバが10歳だった頃、私がステップファーザーのブラヒムがハビバに手を上げたところに居合わせてしまった。
思わず「子供になにをするの?」と詰め寄ると、「この子はわたしの子どもだから口出しをするな!」と怒鳴られた。
私はおびえて泣くハビバを抱きしめながら、自分の無力さを味わってた。

私がこの子を連れて行くわけに行かないし、私がこの子を育てていくわけには行かないのだから、やはり黙って出て行くしかないと思った。

そのときのことは記憶のどこかにしまわれててあまり思い出したくないから思い出さなかったけど、アンの話を聞いて思い出した。

ハビバが大きくなって、もっと自由になってからあえてうれしかったけど、まだお母さんのアプルーバルを求めて、お母さんの気に入る人と結婚しようとするハビバを見て、やはり少しつらかった。
でもそれは彼女が大人になって、いろんなことを体験して、その結果自分で選んだことなので、それはそれでいいと思う。

でも地震のことがあって、6月はハワイに行くから、ハビバの結婚式には出席できない。ああそのことを言おうかな、と思いながらも、そういわれてみれば、招待をされているわけではないのだから・・・いいか・・・と思い直した。

誰になにがいいのかなんてわからない。自分にとってさえなにがいいのかわからないのだから。もっといえばなにが幸いするかわからない。

だから、特に未来がかかっていることなんて、何にもいえない。ただしあわせだったらいいと思う。


コメント