私の日本出の時間というのはほぼ95%以上神奈川に出来た戦後の県営住宅地なんだけど、最初の二年とちょっとは工業地帯の団地だった。

昼になるとサイレンが鳴って、子供のときにおもったのは、戦争の空襲を知らせるサイレンと一緒だなあと思った。
そういう知恵が付いてから、その音を聞くと気味が悪かった。

私はそのせいか工場とか廃墟は好き。でも写真を見るだけで、入っていくのは怖い。何か、誰かがいて殺される、とか思うんだろう。

昔大崎の工場跡をアトリエにしてたアーティストの手伝いをしたけど、その人達が引き上げてから再度同じ場所にいってみたことがある。
写真を撮って。あれはきっと95年くらい。

手伝いをしてたのは91年くらい。

働き出して、とにかく仕事以外の何かを見つけたかった。

私は趣味の人なので。

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