うーん

2010年8月4日 日常
まだまだ総体的にみることは難しいけど。

昨日のミーティングはステップ8がテーマで、恋愛依存症のために、傷つけた人の名前と自分が相手に対して謝罪したいことを書くというのだった。

出てきたのが父だった。

エジャズがつかまったとき、私は結婚をするつもりだった。
結婚をして相手を日本にとどめようと思った。なんとしても。
婚姻届を用意して明日入管の刑務所に行ってエジャズのサインを得るいう前夜、部屋でしばらく考えた後、階下に降りて「パパとママに話したいことがある」といって、今までの顛末を話した。

母を通じて私がインド人と付き合っているという話は聞いていただろうものの、違法滞在、入国管理の警察に身柄拘束、入管収容所に収容されている相手との結婚というのは、私が2年間貯金をしてNYに留学するものだと思っていた両親にしてみれば驚愕を通り越して恐怖ですらさえあったかもしれない。

内容はよく覚えていないけれど、私は家を出るつもりでいたし、許してはもらえないとはわかっているけれど、そうすることに決めたので、さすがに同じ屋根の下に住んでいる娘が自分達の知らない間に結婚をしていたというのはひどい話だと思ったので、事後報告ではなく事前に報告しておきます、という形で言ったのだった。

もちろん父は激昂して、そんなことは許さないし、絶対に幸せになんかならない!と言い切った。私は泣きながら絶対に幸せになるから!と言い切った。

そんなことを言い合った翌日に白いワンピースを着て(うわあ!今思い出した!ダナキャランの白いニットのワンピース持ってたんだった・・・)婚姻届をもって収容所に行った。
エジャズはうれしそうにしてサインをした。
10分間の面会時間が終わって、帰りの電車で、エジャズの両親の名前がいることがわかった。
婚姻届は出してしまえば、証拠になるのでとにかく出してしまえという非営利団体の指示だった。翌日に出すつもりが、なぜかその夜にインドにいる家族に電話をしてしまった。

エジャズの妹に泣き叫びられながらお願いだからエジャズをインドに返してといわれて、私は婚姻届を出すことをあきらめた。

それが、今となっては本当によかったと思うことだ。

その後になってわかったK子さんというおばさん(といっても彼女は今の私と同じくらいの年だと思う・・・もしかしたら若いかも?)に貢がれていて、携帯もその人払いで、パスポートもすべて彼女が借金の担保として持っていたということがわかった。

それがわかったあとは一度しか会わなかった。

泣く涙もなくなってしまった私はきっと、石の様な表情だったと思う。


******
おとといスカイプをしていたときに、その前の日にエジャズが私のテキストに反応しなかったことを謝られた。
でもこれは一生続くことだから君は受け入れなくちゃいけない
などといわれ、私は内心(え?これが一生続くと思っているの?)と思っていた。

私が
あんたはいいね、インド人の奥さんとNYにいる私がいて
といったら
ものすごくうれしそうに笑っていたのをみて衝撃的だった。

この人は・・・
自分が最も愛さなくてはいけない人たちの犠牲の上に自分本位な幸福を築いてこれっぽっちも罪悪感がないんだ・・・・・
とびっくりした。

さすがだ・・・・
こいつまじでおかしい・・・


その後に続く会話もすごかった。

僕は世界で2つ最上のものをもっているのさ



・・・・・・・・・・・・・・・!

ま・じ・す・か

それが君の幸福なんだ・・・・・。

思わず

WOW

といってしまった。



その後
あんたはこの関係に何をインベストしているとおもっているの?ときいたら

love
dedication
loyalty
well what i invested in this reltnshp..’the trust between a husband an wife’


はああああ????
だれに?
どうやって?
奥さんにって聞いているわけじゃないよ?

と聞いたら

奥さんにばれないようにしていることが
love
dedication
loyalty

なんだそうだ・・・・・・・・・・・・。


す・・・・・・・・・・すごすぎる・・・・・

それって奥さんを失いたくないからやってんだろうがよ・・・・。
すげ~!!!!
こいつの思考カイロどーーーーーなってんの???

うお~~~~~~~~~~~~~~!!!

って驚く俺もおかしいのかなあ!

あまりに驚いてしまったために絶句してしまった。
と同時にあんなに彼を好きだった幼い部分の私が今回はさすがに震え上がった。



こいつくるっとるわ・・・・・・・・。



早々に退散しました・・・。


しかしなあ、あれだな。

そういったいろんなことを経験していながらそれを無視して相手に戻っていくというか、忘れて相手に戻ろうとするその習性は何かというと、親のネグレクトや虐待が会ったことを毎日忘れて親を慕っていかなくては生きていけなかったという、ACの生い立ちにあるのである。

いや、そんなことはとうに頭ではわかっているのだけど、気持ちの部分で理解するのは時間がかかるし、根気も要るのだ。

それはこれからがんばっていかなくてはいけない。
そのためにも、傷の元になる人間との関係は絶たなくてはいけない。

まあ、家族はね、家族なので仕方ないけど、それ以外の人間は切れるのだ。
切ってきたし、今までいなくても大丈夫だったから。

でも親以外の人間だけど、きちんとした愛情を受けていないACの場合は、たとえ自分や他人を常識の範囲外で利用してきた人間でも、いったん自分のシステムのなかで「愛する人、愛情を受けた人」と刷り込みができるとなかなかそれを消すのは時間がかかる。

でもこうやって、再認識をする機会があったから、回復の途中にいる時点で様々に考え感じた情報には大切に頼っていくべきなんだな、と思う。








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