昨日の日記を書いて一番印象に残ったのは、
数少ない父との思い出のことだった。

父との思い出は楽しいこともたくさんあった。
父と私の関係の中では周りの人が言うように、すごくかわいがられたということがある。ただ、それに付随する姉達や母からのねたみやいやみがすごく重荷だったということは、祖父との関係とおなじように重かった。

そんな重荷は子供が背負ってはいけないものだったのだけど、機能不全の家族では、親の重荷や感情は子供のものとしてしょわされる。

ACOAとは元はアルコール依存症の子供が大人になった状態のことだけども、いまでは機能不全(アルコールだけではなく、ギャンブル、借金、薬物・食べ物・セックス依存、さまざまな病気、虐待)が存在した家で育った大人をさす。

その大人は、大体自分の育った環境を再構成し、新たなAC(アダルトチャイルド)を作るのである。

そして、機能不全の家族の中にあった問題点は多くの場合ひとつではなく複数存在することが多い。

ていうことでさ、こういうことが思い出されるっていうのは本当に悲しいから思い出したくなかったんだなあということ。

時折垣間見ることができた、私の好きな父、という人は、いつの間にか会えなくなっていた。

アルコール依存症は私から、家族を奪ってしまった。
生まれてきたときから存在していたそれは、私を家族がいなくても生きていけるように、拍車をかけてきた。

そういうことを思うと本当に悲しいことだなと思う。

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