ゆっくりいきます

2008年2月6日
昨日もまた泣いた一日だったけど、おかげでいいミーティングになったし、泣くということのパワーというか、泣けない私になることの辛さというか、その過酷さをしみじみ感じた。

悲しいことがあっても泣けない日々をすごしてきたからこそ、今になって堰を切ったように泣き続けるのである。

泣けない日々、Aうんぬんよりも前にうんとうんと長いことありましたから。

ミーティングでおお泣きしたあと、時々両方のプログラムで見る中年くらいの女性が寄って来て、
「ヒストリカルな感情が表面に出てきているのは辛いだろうけど、恵みなのよ」
という話をしてくれた。

アラ友たちからそのことは何度か言われているのだけど、感じている本人に取っちゃ、そのときはそうか、と思っても感情の真っ只中にいる間はもうしんじゃいたいくらい辛い。

でもそうしないことには、痛みは癒されないし、傷は洗われない。

泣いて感じて、辛い思いを通り越して、永遠に続くことはないんだから、感情は一時のことなんだから、毎日の生活を続けながら、続けられる限りこのままでいいんだから、と言われる。

薬を飲んで自分の感情を切り離したところで、自分には何の足しにもならない。苦しみを後回しにしているだけ。

実際、昨日の号泣のあと、ミーティングのお友達と一緒に話しながら帰って、彼女もドキュメンタリーを作っていると言う話を聞く。
おおおお。

神様の引き合わせ。

家に帰ってテレビをつけてみたら、
ヒラリー圧勝とのこと。

うれしいなあ。

正直言って、デモクラットの黒人男性VS白人女性というこの戦法、リパブリカンの設定したわなだと思う部分もある。
ていうか、両政党の話し合いだろうけど。
票が割れるのを承知でやるってぜんぜん賢くないと思う。

でもやっぱり私はヒラリーが勝ってうれしい。
オバマはあまりにも政治経験が少なく、この人が候補になったら絶対リパブリカンに負けると思った。
少なくとも、ヒラリーはホワイトハウスの経験がある。ビル・クリントンもいる。良かれあしかれ。

私は市民権がないから投票権がないし、でもきっと投票するならヒラリーだったろうな。どっちにせよ、先のリパブリカン政権の間に起こったことで日本もアメリカもどっちにせよ同じ位なあなあ政治なんだなあ、と思ったので、あまりなんとも思わなくなった。

でもヒラリーが候補になった。

なんだかとってもうれしくて、今日の地下鉄もなんだか女性がみんな落ち着いてて満足そうに見えた。
アメリカで女性はがんばってほしいな。

どこでも抱えている問題は本当におんなじなんだけど、建前として女性を差別しちゃいけないと言う考え方は一応あるからその部分は楽だと思う。でも同時におっぱいにシリコン入れちゃう人とかボトックスしちゃう人とかいるからさあ。

やっぱり深刻なんだよ、社会による女の人に対する心理的な暴力は。アメリカでもね。

日本なんか、いうまでもないけどさ。質がちがうんだけどね。

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