会社がむかつくので旅日記に戻る。
punta surはメキシコで一番東南になるので、メキシコ国内で一番最初に朝日の指す場所だと書いてあった。
(でもそれをよんだのは一週間後一人で行ったとき)

punta surは青かった。
180度以上囲んでくれる目の前の海と空が青く輝くので、なんか青い光に照らされているようになる。
天国って言うのはこういう風に青いのかもしれないと思った。
というより近づいていきたくなる青さだ。

でもものすごい荒波なのだ。
これは泳いだら死ぬね。

と思いながら一週間後一人で再訪したとき、がけの下まで降りれることを知り、水際まで降りてみた。
だっぱんだっぱんと岩を砕く波、そして

そのせいで手すりが壊れたりなくなったりしている
そのときは、カメラを持ってたので、カメラをビデオモードにして波をとりながらバックグラウンドに

「こ・・・怖いよおお・・怖い・・・怖い・・・」

と言っている私の声が入っている。

ホントに怖かった。
だーんとでかい波がきたらぐらっと波につかまれきっと岩に叩きつけられて気絶→さらに次の波が来て私を岩に顔面叩きつけにあい、→私は波にさらわれて帰らぬものに・・・・

いつもこういう妄想が駆け巡る。

そのときの映像は必ず、梶原カズキ原作の「愛と誠」の劇画。高倉ゆきが自殺をしようとして海に入るけど、死ねずに変わりに顔半面をぐちゃぐちゃにつぶしてしまって生き残った。そして、日に当たって変色してしまった・・というあの部分だ。

って知っている人いるのかなあ?

私は10歳くらいでお年玉をはたいて古本屋で「愛と誠」全巻セットを買ったのだ。
それは長いこと私の宝物でした。

しかし子供の読む漫画じゃなあいよなあ。
なんだっけ、なんとかかんとか浪の花!とかいって、鞭打ちをしながら傷口に塩をまくのだ。

大体、どっから鞭なんかでてきたんだ?????
高倉組の養女だから乗馬をしてたから乗馬鞭を持ってたってことになるんだなあ。

しかしそれが私のベースですね。

メキシコの海を目の前にして思い出すのが愛と誠の浪の花・・・・。

どうよ。

ま、とにかく青くかがやいているのだ海が。

そしてイグアナがほっこりその辺で松葉ボタンの葉っぱを食べているのに遭遇する。私もぎくっとするが相手はそうとうぎくっとするようで、私の気配を感じたとたんに食事をやめた。

すまん。

写真あるよ。

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