この数日家にこもっている間にいろいろな事がなんかはっきりしてきた。私の気持ちが離れていった決定的な時期というのは、同居をしてたころ。あの一番辛かったとき、Aはずいぶんとげのある言葉や態度で対応してくれた。言葉よりも、態度で。

いまさらカップルカウンセリングとか、君が離れていくとか言われても、「お前があっち行けって何ヶ月も体中で表現してたからだろう?」
と思うしかない。

私は仕事もなく、あのころほんとに惨めだったのだけど、日記読んでいると一生懸命落ち込む要素を書かないようにしたり、辛いくせに無理やり反省して、私が悪いんだとか責めたりしてて、な
んかすげえけなげだ。

こんなけなげにいじけている私に私のことが好きだということになっている人がああいう態度をとり続けて、それに対して私が自分にも周りにも(日記でも)必死に取り繕ってた事が信じられない。

私はよっぽどあの時いた場所に、誰かと一緒にいるということに、必死で残っていようとしてたんだろう。一人でずっと来てしまい、一人でいるのがもうほんとやだったんだなあ。というか怖かった。

今の自分を思えば、独りですんで生活をしていること自体を考えれば、Aとはなれることなんてなんでもない。

私は自分を辱めて苛めてきた人をもうこれ以上恋人とか言う称号は与えることはできない。

もう、十分にやってきた。

あのころの私の気持ちと今の私の気持ちを考えるとほんと、雲泥の差だ。お金もないくせに相手のことおなかすいたろうと何かを買ってったり、これはおいしいから、とAにも買ってったりしてた。別に、何も考えないで、これはおいしいから一緒に食べようとか、Aも食べると喜ぶかもな、とか思ってやってた。そういう気持ちになれた自分はやっぱりAが好きだったし、分け合いたい、という気持ちがあったんだろうとおもう。

そんな気持ち今は微塵もない。

マーチンには「これかってこうかな?」とかね、いろいろ考えるよ。好きな人にね、分け合うってことは楽しいことになる。

好きでない人にはもう、そんな気持ちは起こらない。

そういうことなんだと思う。

残念だ。残念だけど、わかってよかった。

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