今日は911でした。
会社の近所で火事があったけど、(何の関係もなく)あとはでがけにTVを見てでてったのは8時半くらいなので、オンタイムで放送されるといううわさのあったTVは見ず。
しかも私の”同僚”クンたちはみな10歳以上若いということがあって、職場が3ブロックしか離れてなかった私なんかよかぜんぜん危機感もなく、すっかり忘れてました。

職場はジューイッシュばっかりなんだけどさ。

最近グランドゼロで勤務していた人たちが白血病だの呼吸器系の病気だの癌だのと70%ぐらいの人が慢性病を発症していて、あのころ近所の空気は安全だとアメリカの厚生省見たいのが発表していたのが忌々しい。

私はあの後も2003年の初めまでWTCから3ブロックからはなれてなかった職場に通い続けてた。煙はずっと立ってたし、あの臭いは忘れられない。2001ねんの10月にはいってからすぐ向かいのfederal銀行に爆弾を仕掛けたという騒ぎがあって、急遽強制退去になった後に、パニックアタックみたいになった。通勤中にあのこげた臭いをかぐと気持ちが悪くなるようになってしまった。

その後から紙製のマスクを買って、地下鉄の駅から会社まで歩くときには必ずつけてた。それが良かったのかどうかはわからないけど。どっちにせよNYは空気が汚いからあまり呼吸器系には自信はない。

でもこんなニュース聞いちゃうと余計に胸が苦しい気がしちゃうよね。

墓碑みたいに立ってたあのビルの外観の鉄骨は、あまり目にしない人には何か感慨深いものみたいな気がするのかもしれないけど、毎日横目に仕事に通ってた私はやっぱり不気味な怖いものでしかない。

ヒーローと呼ばれた人たちは死んで、現場で働いた人たちの多くは具合が悪くなったために仕事も出来なくなり健康保険も切れたりしている。アメリカで大病をして保険がないということは死を覚悟しなくちゃいけないようなもんだ。ヒーローと呼ばれて死んだって何にもなりゃしない。

NYの現ブルーンバーグ市長は「そんなこと言ったって不確かだ」と病院側の主張を退け、公金を払う気なんてさらさらないそぶり。
今度は現場で働いていた人たちが死に、何年か立ってからヒーローと担ぎ上げられるのか。

アメリカは自国民に対する保護とかを一切考えない国。
でもそれは日本だって他の国だって同じだ。

とにかく、今生きている人を大切にしないで、何が式典で何がメモリアルだ、と思う。
死んでから金もらっても使えないんだよ。

しかもメモリアルの式典に5ミリオンのお金を使っているらしい。その金を復旧のために働いた人たちの健康維持に投資しろよ。

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