TRACY CHAPMAN

2006年3月17日 音楽
いつでも一番好きだ。
今聞いているビハインド・ザ・ウォールの音が飛んで“the police man said.." のポリスって音がずっと続いてた。
さっきまでヒップホップの歴史みたいなVH1の番組を見ていたせいでいろんなことがリアルに感じる。DR.Dreのchronicは私ずっと持ってたんだけど、それは昔々の恋人の持ち物で、彼のくれたCDケースにずっと入ってた。そういやsnoop doggy dog野市版最初のCDも持ってたわ。わたし、ラップはわからなくて聴かないから、結局は捨てたんだと思う。
私はロックンローラーではないからね。ヒップホップやハウスで尻ふって踊ってたから。歌詞なんか知らなかったけど、黒人の恋人の生い立ちを聞いてなんだかとってもファミリアーな気持ちがしてた。そのころはドメスティックバイオレンスなんて言葉もなくて、やっとチャイルドアビューズって言葉が知られ始めてた頃。その彼は、盗みを親から教わって、収容所に入れられて出てきたらアルコール中毒の母親から養育を拒否されてフォスターホームで育った。

私が彼らに親しみを持ったのはにたような気持ちで育ってきたからだと思った。もちろん今のラップとか見てれば、そんな類似点は小さな野に咲く花のようなささやかなものであって、自分から遠いものだなと思う。でも何もないところから、音楽の知識も世の中をリーガルに渡り歩く知識もないのにこうやって体を張ってヒップホップをしている ice teaからeminemまで、尊敬してしまう。
chuck dのインタビューを編集してて、彼は本当に頭いくって考え深い人なんだな、と思えて感動した。生でそういう人に会うことはなかったけど。ブラウンストーンで編集やってヒップホップのこと少しだけ学べて、彼らに対する尊敬度は高まったと思う。まあ、嘘や表面や建前はたくさんあるみたいだけど。

tell your life, not someone’s life. telling own life is the Hiphop. って言葉が印象に残りました。
ぶかぶかの服着て帽子かぶって日焼けして、片手上げてトンソクポーズとって「うっうっ」とか「おっおっ」とかいってんのがヒップホップではないから。念を押すけど、それ、ヒップホップでもなんでもないから。

はずかしいから、それ。

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