日記

2005年5月9日
昨日はaの両親のうちに行った。
Aは今朝フロリダに仕事で一泊しに行ったので、母の日当日には顔を出せないからだ。
途中で園芸店にいっていっぱいパンジーとキンギョソウ買った。パンジーは15個くらい買ってた。それと紫陽花とハーブ各種、マーガレットと、マツムシ草見たいな花と、ジャスミンっぽい性格だ宿根で小さいキキョウみたいな植物と、後きんぽうげかなー?まるこくて可愛い黄色い花が咲くのを買った。Aのお母さんには胡蝶蘭の花の鉢植えをあげてた。

Aの古いブロンコの荷台がお花で一杯になって振り向くと車内はお花畑って感じでかわいらしかった。Aは私が付き合い初めのころ何かとAの裏庭に行ってはなんだかその辺で取ってきたものを植えたり、メキシコで拾ってきた種をまいたりいろいろしてたのを見て、一緒に苗を買いに行く機会をうかがっていたようだった。知らなかったけど。私は気に入った物がいっぱい買えて(っていっても私んちじゃないんだけど、)うれしいかった。

行く途中でちょっとがんばって話をしてみた。自分の今までの考え方で正しいと思ってたことが間違ってたり、いけないと思ってた事が本当はいいことだったりと、私のいろんな価値観がひっくり返っている時期で、今までの関係も何で相手の事が好きだったのかとかの理由が今までと違った角度で見えてくると、この関係も変わっていくのかもしれないことなどとか、相手に対する不安とか、いろいろ話してみた。そしてAがここ数ヶ月私にいろんなことを話さなくなったこととか、気がついていることを話した。

Aの態度は昔の私の鹿に対する態度そっくりで、鹿はなんでもすぐに傷ついてしまうし、怒って出ていいったりが多くてわたしにも大きなストレスになってたから、いろんなこと正直に話すのが怖かった。Aも同じように思っていることはよくわかっていた。私もわかっていながらもどうしようもなく反応してしまう。自分の反応の結果がどのようなことをもたらすのか考える余裕はあまりない。

余裕がない、この一言に尽きるんだと思う。

だから、この関係は、一緒にいる間は一緒にいるけど、それ以外の時間はそれぞれお互い干渉しないことにしないか、と持ちかけてみた。相手が誰とあって何をしようと、私には干渉する権利はないし、あなたも私に対してそうであってほしい。
辛い部分もあるけど、私も自分の将来や状況に確信がもてない今、コミットする関係を持つことは相手も自分も傷つけるんじゃないかと思う、というようなことを話した。

どう思う?と聞いたら、自分はこの関係がこの先も続いていく関係だと思ってきたし、 一緒に住んだり結婚したり子どもを持ったりするような関係になるように育っていくものだと思ってた。でも君のいっていることはどうもそういう方向ではない方向に持っていこうとしているように聞こえる。
と言われた。
Aがそういうことをはっきり口に出したのは初めてだったので、びっくりした。

私もそういうことは最初のころからどこか頭の中にあったけど、それがいいことなのかどうなのか、相手のことを好きになるとすぐに深くのめりこんでいく自分の傾向とかに疑いを持っている、と言うようなことを話した。

その後はどうしたんだっけ。
なんか忘れちゃった。

後で聞いてみよう。

でもなんか良かったと思う。
そうか、そうだったんだ。となんか今日になって思った。

Aのお父さんやお母さんや半分同居しているお姉さんと一緒にご飯食べたり、ペピと庭でかけっこしたりしてた。Aとお父さんはゴルフ見てたり、お母さんは常に台所でなんかしてたり、ちょっと退屈だったけど、なんかお家って感じでよかった。Aのお母さんは脳梗塞を起こしてから言葉があまり自由に話せなくなったけど元気にゆっくりとだけどなんかしているのがすきならしい。

最初は「あらおかあさんかわいそう!」と思ったけど、お父さんやほかのみんなに言わせるとそうしていないと退屈ならしい。
私はAの家族は大好きだ。
私に自分のことを話すときはなぜか「おじいちゃんはね、」というAのおとうさんや、私がよく食べるのを見るとすごく喜ぶお母さんとか、すごくいいなあと思う。(お父さんがおじいちゃんはね、と話しかけてくるのは、一番年上の孫が私と同い年だからだと思うけど)

時々こんな風でいいのかな?と訳もなく不安になるときもあるけど、取り合えずいいことにしておく。Aともし別れることがあったら、こういうAの家族とかともう会えなくなったりするのかーとか、Aと家族っぽく振舞えなくなるのかーと思うときっと辛いんだろうな。

私はいつもどこかで違う自分の育ってきた家族見たいではなく、子どもが子供として振舞えて、緊張やおびえがなくて、穏やかな家族を探してきたから。いや、うちの家族も悪くないと思うんだけどね、外部の人にしてみれば。
まあ、家族なんてどこでもそんなもんなのかもしれないけど。

Aにはとても感謝している。

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