脳死関係

2005年3月25日
フロリダの脳死(?)の女性の生死を国が決めるというニュースが出回っているそうだけど・・・。
このことでAと言い争いになりそうになった。

15年も植物状態でいる妻を死なせてやりたいという夫と、娘を生かしておきたいという両親。Aは自分が夫なら死なせてやりたい、という。もしも君が脳死になって云々といわれたが、あまりいい気はしなかったな。Aは自分だったら絶対生きながらえたくない、という。私は・・・まだ生きたいなあ。まあ50過ぎてたらいいかもしれないけど。(差別的発言かしら?)

私が思ったのは、祖母が植物状態になるときにやはり意見が分かれていたのを見たからだ。もっと最近では、二親を一年のうちになくした従兄弟達。植物状態でもいい、生きていて欲しい、と思う肉親。私だっておばに生きていて欲しかった。植物状態でも、生きている状態で会いたかった。ただそれが15年になるとその状態を維持していること事態が生き残っている人間の大きな負担になるのではないかと思う。

アメリカではメデイケイドという老人や低所得者への無料の治療が施される制度がある。医師の友人がメディケイドの病院に勤務してた。その制度は「生命の維持」に基本が置かれている。だから、鼻が取れようと足がもげようと、生命の維持のためで泣ければほっとかれるし、関係あればその処置は施される。たとえば両目両耳が聞こえなくなろうと、生命の維持に問題がなければ、その治療費は本人負担になり、その費用がなければほっとかれる。

たとえば脳死状態で生命維持装置をつけなくては生きていけなくなった身寄りのないホームレスの人々でさえ、死ぬまで生命の維持は施されるそうだ。それには賛否両論がある。その費用はすべて税金でまかなわれている。彼女のケースで言えば、彼女がもしもメデイケイドのNYの病院にいれば死ぬまで生命維持装置につながれたまま生き延びるわけだ。

もしかしたらメディケイド制度やや違っているのかもしれない最近は。でも昔友人に聞いた話ではそんなことをいっていた。

私はー。自分だったら生きていたいと思う。誰にも迷惑がかからないなら。彼女は感情がないという。感覚がないという。でもどこまで本当に計れるのだろうか?
彼女が自分の子供だったら生きていて欲しいと思うと思う。
自分が生活していけないほどの医療費がかさむのだったらあきらめるだろうけど。基本は自分だから。

両親が生きていて欲しいと思うなら、彼らが費用を負担していかしておけばいいと思う。夫は離婚をして新しい人生を生きればいいと思う。妻の人生は夫の人生ではない。
そう思うんだけどな。

ちなみに私はこのニュースに関して細部の知識はありません。

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