にっきひさしぶり

2004年10月11日
なきがする。
昨日はマーチンのアニュアルセクシーシクスティーズ(カーネギー小ホールでやるマーチン主催のコンサート)野リハーサルをカメラ取りしにいってきた。

取った後マーチンと結局4時間くらい話し込んでしまった。シャンパンと白ワインをあけて酔っぱらっちゃったけど。

マーチンも私もドメスティックバイオレンスの中で育った。彼が自分のお父さんや自分の子供の頃を説明するのにいつも
「ロバートデニーロのレイジングブルの映画をもっとひどくしたような感じ。もちろん父親はボクサーじゃなかったけどさ」という。母親への暴力をとめるためにナイフを父親に向けたり、いろんなことがあったな、と言う。

筋肉が麻痺して動けなくなる神経の病気も
「自分が父親みたいになりたくなかったから、自分の全てのエネルギーをオフにした。その時3歳だったけどちゃんと意識していた。だから自分から病気になったんだ、父親みたいになりたくなかったから。」

そしてマーチンの古い友達もザンジバーから来ていた。彼のことは何度も話に聞いていたし、二人でキリマンジェロにのぼったりしていたと言う話も聞いてたから相当いい友達なんだろうなと思ってたけど、実は別の話だった。

「彼はハンサムで僕より若くて知識もあってお金もあって、僕となんかはセックスしないんだよ。だって僕が彼に会ったときは僕はろくに歩けなくて、べらべらしゃべってばかりでバカやってそんな道化役の男となんか関係をもったなったなんてみんなに知られたらのけ者にされるからね」

「僕がカーネギーホールのショウをはじめてやる時、当時に友達はみんなすごくサポートしてくれたよ。でも僕が二回目をやるっていったらみんなそっぽを向いたんだ。だってみんながサポートしてくれたのは僕が絶対で着ないだろうってみんな思ってたから。ほんとにやったらみんなびっくりしてもう支持なんてしてくれなくなって、「よくそんな歌もピアノも下手なのに人に見せようとする神経があるよね、やめなよ。ってその頃の友達はみんないってた。」

だからカーネギーホールリサイタルをする前の友達で、いまだに仲良くしているのはほんの少数しかいない。昔の友達は僕のことを見下すことができて、自分がいい気分になれるからそばにいてくれたんだ。でもショウをやって、みんなができないことをやったら前みたいに見下すことができないからみんなはなれていった。そのかわり新しい友達ができて、みんな僕のことをみじめでモテナイかっこわるいやつじゃなくて、がんばって一人でお金ないのに毎年カーネギーホールでショウをやってるって、面白いと思ってきてくれる。

でもね、昔の友達が僕のことをそんな風にあつかっていたのは、僕が彼等にそうさせるのを許してたからなんだ。だって僕は自分に価値がないって思ってたから。自分がそう思っていれば、ほかの人がそう思うのは当然だろう?

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