わかりたいあなたのためのフェミニズム・入門
2004年3月13日 読書
ISBN:4880638161 単行本 別冊宝島編集部 JICC出版局 ¥1,359
この日は某市の女性セミナーで福島章氏の講演があったのだが、一時間ほど聞いていて、その大半は眠ってしまうほど退屈だったので中座した。ていうか、犯罪心理学とかの大御所だったら、その専門分野の調査の結果の話とかして欲しい。ひょーめんてきな話を流すのではなく。
中座したので暇になった。この本を読んだ。
イントロダクションを書いたのは、先月(かな?)この同じセミナーでの講師だった江原由美子教授だった。その部分を読み終わってから、わかりやすいなー、だれ?と思ったら彼女であった。私も女性学101をNY市立大学でとったが、えーと、あのときの先生はハイチ人なんかで、訛りがすごくてなに言ってんのかわかんなかった。その後こういう女性学の体系は、「女性とメディア」のクラス(聴講だけさせてもらってた)で教えてもらった。
1次2次3次フェミニズムとかラディカルフェミニズムとか、マルクシズムフェミニズムとかいろんなはばつ(ってゆーか)がある。
私は北原みのりさんはもちろん、「負け犬の遠吠え」の酒井順子さんも十分このフェミニズムカテゴリーに入るのでは?と思っている。
常日頃思うのだが、日本の女性はどんなカッコをしてても女性らしい。ダイクでさえも女の色気をかんじる。女性はそのままで女性らしいと思うのに、なぜこの国の女性はさらに女形みたいな「女性らしさ」を強調して生き続けなければならないのか。山姥メイクもすごいが、お目目パッチリメイクや藤原(のりかでなく)何とかさんというメイク師のメイクもある種仮面チックだ。それはなぜか。
それは簡単。
男女間の女性らしさの度合いに差がないからである。
どうがんばってもママの愛撫やお世話を待ち焦がれているようなとっつあんぼうやのほうが、ふつーに生きている女性よかはるかに「女々」しい。でも女性である価値は男性に守られて生きるのがしあわせよ、と刷り込まれている日本女性は、「女々しい」男性よりも努力して努力して努力して自分の「女らしさを磨く」ことをしなければ、彼らより「女々しく」なれない。
だから日本の女性って女が女装しているみたいに見えて不自然に見えることがある。
そんなに女っぽくせんといかんかい?と突っ込みたくもなるが、そうでもせんと、女々しい男に相対する「女」になれないのだろうなあ、と思う。
まあこうかくと私の文章のどこがフェミニズムよ????と思う人も多いと思うが。私もそう思うが。でもこれは私の意見ではなく単なる感想だ。女性が女性やるのがこんなにめんどくさい国もなかろうて。開き直ったらオバサンと揶揄され、それに傷つく繊細な「オバサン」たち。男に嫌われる、という理由で若い女にも嫌われる。それが社会的に受け入れられている。正直者=オバサンにならないために年齢を重ねる女は日夜永遠に若い女であるために必死なのだし。
村上龍が書いていたが、「日本の女はおそらく世界で一番美しく、そして世界で一番扱いやすい」とあった。私もそう思う。私も男だったら日本の女を相手にしたい。できれば白人の男で、金持ちで「教育の行き届いた(=従順で、男を支え、男が繁栄すること=自分のステータスアップと考えてくれる=だから扱いやすい)女」と結婚したい。
とはいえ、私は日本人で女なので、残念だ。
この日は某市の女性セミナーで福島章氏の講演があったのだが、一時間ほど聞いていて、その大半は眠ってしまうほど退屈だったので中座した。ていうか、犯罪心理学とかの大御所だったら、その専門分野の調査の結果の話とかして欲しい。ひょーめんてきな話を流すのではなく。
中座したので暇になった。この本を読んだ。
イントロダクションを書いたのは、先月(かな?)この同じセミナーでの講師だった江原由美子教授だった。その部分を読み終わってから、わかりやすいなー、だれ?と思ったら彼女であった。私も女性学101をNY市立大学でとったが、えーと、あのときの先生はハイチ人なんかで、訛りがすごくてなに言ってんのかわかんなかった。その後こういう女性学の体系は、「女性とメディア」のクラス(聴講だけさせてもらってた)で教えてもらった。
1次2次3次フェミニズムとかラディカルフェミニズムとか、マルクシズムフェミニズムとかいろんなはばつ(ってゆーか)がある。
私は北原みのりさんはもちろん、「負け犬の遠吠え」の酒井順子さんも十分このフェミニズムカテゴリーに入るのでは?と思っている。
常日頃思うのだが、日本の女性はどんなカッコをしてても女性らしい。ダイクでさえも女の色気をかんじる。女性はそのままで女性らしいと思うのに、なぜこの国の女性はさらに女形みたいな「女性らしさ」を強調して生き続けなければならないのか。山姥メイクもすごいが、お目目パッチリメイクや藤原(のりかでなく)何とかさんというメイク師のメイクもある種仮面チックだ。それはなぜか。
それは簡単。
男女間の女性らしさの度合いに差がないからである。
どうがんばってもママの愛撫やお世話を待ち焦がれているようなとっつあんぼうやのほうが、ふつーに生きている女性よかはるかに「女々」しい。でも女性である価値は男性に守られて生きるのがしあわせよ、と刷り込まれている日本女性は、「女々しい」男性よりも努力して努力して努力して自分の「女らしさを磨く」ことをしなければ、彼らより「女々しく」なれない。
だから日本の女性って女が女装しているみたいに見えて不自然に見えることがある。
そんなに女っぽくせんといかんかい?と突っ込みたくもなるが、そうでもせんと、女々しい男に相対する「女」になれないのだろうなあ、と思う。
まあこうかくと私の文章のどこがフェミニズムよ????と思う人も多いと思うが。私もそう思うが。でもこれは私の意見ではなく単なる感想だ。女性が女性やるのがこんなにめんどくさい国もなかろうて。開き直ったらオバサンと揶揄され、それに傷つく繊細な「オバサン」たち。男に嫌われる、という理由で若い女にも嫌われる。それが社会的に受け入れられている。正直者=オバサンにならないために年齢を重ねる女は日夜永遠に若い女であるために必死なのだし。
村上龍が書いていたが、「日本の女はおそらく世界で一番美しく、そして世界で一番扱いやすい」とあった。私もそう思う。私も男だったら日本の女を相手にしたい。できれば白人の男で、金持ちで「教育の行き届いた(=従順で、男を支え、男が繁栄すること=自分のステータスアップと考えてくれる=だから扱いやすい)女」と結婚したい。
とはいえ、私は日本人で女なので、残念だ。
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